今回もガツガツ大河を越えてまいりたいと思います!本編と同じく、1発目はトーヤ様。
葛藤王と敏感王はまだいらっしゃいます…?
以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。
「昨日よりも今日のほうが、よりお前を愛してる。愛してると言える今をくれて、有難う。できれば明日も、愛してると言わせてくれ」
王様相変わらずドチャクソ甘い
トーヤは声がエロすぎてある意味ずーっと濡れ場ですね。
もちろん速攻で文鎮補佐官が現れまして、トーヤが爛々としたという玩具がどんなタイプだったのかを詳しく聞かせて頂きたいんですが、ともかく
(今ナスラでは、男性の……主にアレが不全になる病が流行りだしている。)
一大事じゃないですか……
天国的に何を置いても改善すべき急務じゃん……
とは思ったんですけど、まあこのイケメンたちさえ無事ならどうでもいいわ。
難なくやってきた濡れ場は、トーヤお手製の薬を盛られて対面座位からの騎乗位コース。
今回わりと「嫌がっているわりには、お前から腰を振っているではないか」みたいな失笑が多くて非常に萌えました。トーヤみたいなタイプとその声で失笑って私へのお中元レベル高すぎ。
しかもナァラが行為を避けているという経緯があるので、トーヤも最中に愛を確かめるのに必死。
腰を振って喘ぎながら「毎日したい?」「明日も抱かれたい?」「愛してる?」みたいな半ば強制的に言わせてる感じが、ちょっとずるいところも魅力なトーヤならでは。
ふらついたナァラを支えて「おっと……大丈夫か?」に、前線で戦える王様らしさも相変わらず。いいなあ、やっぱりトーヤいいよなあ。
で、次に現れたのはよりによって最愛司令官。
「お前にだけは、他の女との幸せを願っているだなんて言われたくない」
FDでようやくガチVSじゃねえか
時と友情を重ねたおかげで直球投げれるようになってるスレン様大好き…。
「……あるかないかで問われると、ある」
「では言わせてもらおう。俺が来る前、スレンと何を話していたのだ。スレンがお前の頬に触れたくなるような内容か」
のトーヤにもよっ!待ってました!!!の嵐。
ここからスレンに転ぶルートは残念ながら無いんですけど、明らかになるのはトーヤに潜む闇の健在。
子どもが産めないかもしれないナァラの苦悩と、ナァラが幸せならそれでいいトーヤの主張が食い違って喧嘩しちゃうんですけど、二人の立場を考えるとこれは結構重めな試練ですよね。
ただ側室を持たない理由としてトーヤが出した結論が本当に素敵でして、
「お前以外の女と交われば、俺は俺でなくなる気がする」
言われてえええええええええええ……
特に縁が深いトーヤが言うと説得力ありました。むしろ彼並みに運命の相手じゃないと、この口説き文句はなかなか言わせられないよなあ。
なんだけどもお前以外の男とも交わらないとこのブログはこのブログでなくなるのでほんとすいません、トーヤのEDは3つ。
「遙か先の未来まで」
仲良くするならせめてセフあたりにしときなEND。
「尽きない媚薬」
白湯END。
「狂王」
ほぼ死んでるEND。
勃たない男を救済しようとしたら勃つけどモテない男たちに命を狙われる、というなんか色々どうしようもない展開ですが、ナァラがここで小指を失ってしまうんですね。
彼女は体が欠損したくらいで折れる女じゃないし、むしろ超前向き。こんなことも起こるんだし愛せるうちに愛さなきゃ!って丸ごと乗り越えてくれるんですが、トーヤはなあ。
スレンあたりならまだしも、トーヤはそんなの絶対黙って見てられる男じゃないですもんね。纏う気配がまあまあ不穏です。
でもこの後の2発目が良かったんですよ!!!
ナァラの逸る気持ちと興奮に煽られて、
(トーヤの腰に力が入ったのを、絡めた脚で感じとる。)
に、二人の呼吸が阿吽というか、すごいちゃんと向かい合ってしてる感じがしました。
しかもここにきて
「お前の中がよすぎて……、はぁ、こうしているだけで、達してしまいそうなんだ……」
敏感王とも無事再会
ナァラも前戯&ピストン無しで2回イクんですけど、両者の興奮度が揃ってる濡れ場ってほんとエロいな。
ここで動かずともイキそうになるトーヤには私もにっこり。絶倫だからどうせカバーしてくれるしなあ。
ただ敏感王を相手にするんだったら、落とし前もきっちりつけなきゃダメですね。
「安心しろ、ノール。六年間、ずっと綺麗な関節の断ち方を考えていた。痛みは最小限に留めてやる」
で、何の躊躇もない一人称が私の方のトーヤ、さすがでした。
ノールももうこれちょっと喜んじゃってるもんな。
私がこの3人を好きな理由って色々あるんですけど、特に
トーヤの闇を当然あるものとして付き合ってる
ってところなんですよねえ。
(闇に片足を突っ込んだトーヤを引き戻したことに、よほど驚いたらしい。スレンが心底感心したふうに言った。)のスレンとか、部屋で待ち構えてるノールとか、目の当たりにしても揺るがないところが男同士の関係として本当に素敵。
はーーーやっぱり今すぐ柱になりたい。
台詞はこのへん柱になりたい。
「今、どんな気分だ?」
「俺の、何を?」
「愛してる?」
「まだまだ足りない。もっと俺に飢えてほしい……」
「それでも確認するのを止められないのだ。この唇が、俺だけのものであると……」
「それでも……できない。一晩かけてもう一度考えたが、どうやら俺は、自分が思う以上にギリギリのところで立っていたらしい」
「お前への欲望をなくすのは、あの大河から水を抜くようなものだ」
「共に死んでくれ。もう逃げろとは言わない。逃がしても、どうせ戻ってきてしまうだろうからな」
「私に、お前の小指を差しだせ。もう剣を握る必要はないだろうからな」
トーヤは本編の濡れ場があんまり好みじゃなかったんですけど、こっちは両方良かったなーーー。
ストーリーもこの長さとは思えないほど深みがあって、彼ならではな魅力が溢れまくってました。やっぱり闇を抱えてる男はいいなあ。