鬼と花妻、総評ですー!
キャラ買い・声優買いならOK
声優ファンとしては面白い
ロープライスなりの価値はある。
男性声優さん目当てじゃない方にはあまりお勧めできません。
真朱役の四ッ谷サイダーさんが最高です
以下ネタバレ含みます。ご注意ください。
これあんまり話題にならなかったようですが、私はすっごい楽しめました!!!
この価格帯でこれだけキャラ萌えさせてくれるなら、いやもう何の文句も無い。
足を引っ張ってる要因はやっぱり主人公ですかねえ。
減らず口で生意気、良く言えば無邪気で幼い。んだけど、身の程を知った大人ですごく達観しているようなところもあって、掴みどころがないヒロインでした。
でもなあ、箒を見るのも初めてな平安時代のお姫様な上、9年外界と隔絶されて罪悪感や厭世観と一人向き合ってたら、こういうタイプになるのもまあまあ納得。馬鹿というよりただ無知なだけって感じがします。
それにしても順応力が高い
意外と生への執着が強くてしぶといし、順応は彼女の生存手段なんでしょう。こういう子結構好き。
ただその割にエロでは基本喘いでるだけのマグロ姫で、恥ずかしがりながら「無理ぃ」しか言わないっていう。
その順応力を活かして、せめてベストの最後くらいはもうちょっと色々覚えてほしかったんですが、今回は主人公が楽しんじゃったら台無しな感じがしそうなんですよね。
圧倒的な力の差がある上で、なされるがままなのがエロかった。
平安時代ですし、暗くて陰のあるおどろおどろしい雰囲気なのかと思っていたら、主人公の性格のせいではあるけど、道中割とラブコメのノリ。
ふふって微笑んじゃうようなイベントも多いんですが、暗転で流れが切れちゃうのが惜しかったなあ。別々の日の日記をまとめて読んでる感じです。
ただ、本筋や設定はすっごく良く出来てたと思います。
特にそれぞれが抱えてる孤独感がやばい
道中がほのぼのな分、特殊な関係の物悲しさを意識せざるを得ないと言うか、ここから何も起こらないわけないよな…って嫌でも覚悟しちゃうんですよねえ。
充分BADらしいBADもくるんですけど、ここまで素材がガッチリ揃ってる舞台なんで、これならもっともっとやべえ地獄の土産話に出来たよ~~~~~とちょっと残念。
決闘くらいして頂いて激重な感情に圧死したかったってのが正直なところ。
シナリオ自体はとても読みやすかったんですが、あえて濁してるところを拾っていかなきゃいけないので、楽には読めないんですよ。
3人の関係性とか背景も結構しっかり読み取って整理しないと、心に何も残らないかもしれません。
書ききらない余韻はあるんだけど、でもさあ、個人的に乙女ゲームでこういうことあんまりやらせないでほしいなあ…。
頑張って拾うなら萌えを拾いたいよ!
もうちょっと上手いこと突き落として欲しかったです。
って文句はないと言いつつここまで読むとすごくダメそうですけど、最初に書きましたとおり、
キャラ萌えがハンパないんだよ…
ほんとこれだけで全部チャラにしてしまえそうな2人が揃ってます。
一途で温かい俺様スパダリ(※自己犠牲しがち)
地獄在住のサドいクーデレ(※自滅願望強め)
主従なところも含めて、どっちかドンピシャな人も多いだろうこれは。
濡れ場も良かったなあ。
とにかく常に余裕のある2人の攻めが最強に色っぽい。
シチュ的には特に不貞VSや寝取られるのが好きなら間違いないです。
竿違いの連戦と3Pは最高でした。
まとめはこうなりました!
第一印象→真朱
最終的にベスト萌え→真朱
ベストエンド→青臣「繰り返す死」
エロがやばい→真朱
真朱が格好良すぎた
両ルート、BAD含めてずーーーーーーっと格好いい。
ここまで大切にしてくれて一途に愛してくれる人って、乙女ゲーにもなかなかいないんじゃないかな~~~。
CVも四ツ谷サイダーさんの低音が「めちゃめちゃ色っぽい鬼」って役にすごく合ってました。
ベストエンドは心が乱されまくった青臣のBADを選びましたが、エロがやばいで例の3Pを選ぼうにも、あれも結局は真朱が支えてるエロさだしなあ。
この作品は真朱の懐が深くないと成り立たない展開が多すぎるんですよね。
彼ありきで喰らってしまった萌えばかりで、いやもう今回ばかりは完敗。
キャラ萌え出来れば値段以上の価値は絶対あると思うので、ボイサンと体験版に緩めた方にはすごくおすすめです。
青臣の感想にも書きましたが、18禁シーン以外でも名前を呼ばれるのが結構な萌えポイントになってるので、抵抗がなければ
是非デフォ名でやってほしい
「十子…」に色々詰まってます。