これまたえらい時間がかかってしまいました…、ようやく参千世界遊戯1人目、眼鏡スーツ（公安）こと吉良誠士郎まいります。

全力で騙されました☆

以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。

誠士郎、事前になんとなく覚悟してた萌えが全く来なかったわ…。ドSじゃない上、童貞でもなかったわ…。
ギャップ萌えとはちょっと違うんですけども、覚悟してない分余計に喰らった感がかなりありました。

最初におや？と思いましたのは、案の定やってきた「腰に腕を回しながら口説く肉食系」とのVSシーン。
「過剰な身体的接触を目撃した」
と眼鏡でスーツなドS公安（先入観100％）が華麗に登場ｋｔｋ…うん？
VSにピストル持ち出した奴初めて見たｗｗｗ
完全にキレちゃってる誠士郎にクソ萌えながらも「クールが迷子ｗｗｗ」とこの時はまだ笑っていられました。

続く2人の掛け合いに、この印象もかなり予想外。
このカップル超可愛いんですけど…！

濡れ場まで結構焦らされるんですが、大人な2人だからこそ、焦らされるのが気持ちよかったです。
初めて部屋に上がることになったとしても、もちろんそんなすぐやっちゃわないわけですよ、なんせ大人ですからね（握った拳を緩めながら）
「気まずくはなかったけど……。どうしてだか黙っちゃったのよね。私も誠士郎も」
この後2人がだんだん相手のことを意識する流れにすごいキュンキュンしたなあ。

相手を誘うことに「お詫びだから」とかなんとか理由をつけるのが可愛くって可愛くって。2人とも相手といると調子が狂うと思ってるんですよねー、どちらか片方だけじゃないってのもキュン度高し。
そのナリや職からお高そうにみえた誠士郎ですが、知れば知るほど真面目で照れ屋で誠意あるストレートにイイ男でした。
仕事モードとプライベートモードの違いが非常に分かりにくいんですが、その差を拾えれば萌えは天井知らずです。
特にグッときたポイントはこれだな
車の運転が上手い
（誠士郎は一度だけ、もっとゆっくり走ろうか、と尋ねた。）
に萌えました。属性的にこの装備は完璧。

本筋もきっちり追いながら十分距離を縮めたと思われる2人、いくら大人と言えどもまた部屋で2人っきりです。

「待っ……！」
（立ち上がりかけたトモエの手首を、誠士郎が強く掴んだ。）
壁ドンきたあああ
眼鏡も落ちたああああああ

「これは決まった…」と思ったところで決まったのはトモエの背負投げ。

えっ め、眼鏡落ちたのに…？

まさかここで私の持論、
「眼鏡スーツはヤるまで眼鏡を外さない（※外したら死ぬ）」
が覆されるとは…（掲げた拳を下ろしながら）
（ちなみに「執事はヤるまで手袋を脱がない（※脱いだら死ぬ）」ってのもあります）

そんなわけでこれまた本番ではなかったのですが、結論から言いますとこのキスシーンのエロさはその辺の濡れ場を軽く越えてました。
ともかく誠士郎のキスはやらしすぎ
口数少なめに囁きながらの超正統派、心の底からタイプです。

さて3度めの正直。
前回の感想で「突入萌えがやばそう」と書いたんですが、予想に反してジワジワくるぞくるぞ…的なメーターが徐々に上がっていく感じの萌えでした。これはこれでまたやばい。

ここまで
・ドSかと思ったら普通に優しかった
・ヤる前に眼鏡外しやがった
と2回翻弄された私。

さすがにこんなブログ書いてるからには性癖くらいは見抜きたい、トモエの尻に敷かれちゃってるしまさかの童貞じゃないか…とうっすら思っていたんですがその実は
スーパーテクニシャンでした
余裕ある大人そのものなナイス攻め。

「答えろよ、トモエ君。とこが感じる？」
私こういう言わせたがりが基本好きじゃないんですが、なんかもう誠士郎はこれでよかったよすげえエロかったよ。

ピロートークも超気が利いておりまして、しかも巨根っていうね。
（……誠士郎のポテンシャル、舐めてたわ）
私もです…orz

トモエも萌えを邪魔するどころか、華麗にサポートしてくれまして。
「動いても……？」と問われて答える代わりに膣筋締めるて、お前のパスは完璧すぎるよ。
「う……っ、こら……っ」
という流れの新鮮さに思わず合掌。

いやあ、色気がぶつかり合って混じりあって、それはもう上質かつ情感たっぷりな濡れ場でございました。誠士郎はすごいやらしかったですマジで。
ベタベタ具合もちょうど良くてですねー、事後も素晴らしかったなあ。

台詞はこの辺が大人なイイ男です。

「私が知っていれば話は早いのですがね。……吐かせますよ」
「待たせた。確かに彼氏ではないが、夫でも駄目なのかな？」
「は、恥ずかしかった……」
「じゃあトモエ君、脱いで下さい」
「……こんな気持のまま、帰せない」
「……ここ……？」
「君と私で、意見の相違はあるだろうか」
「真面目にやってくれないか……こっちは大真面目なんだ……」
「君の幸せは安いな」
「今は？信用してくれている？」
「……増やすよ」
「……やめない」
「好きだ」
「ああ。私も君の影響か、対面を守ろうという意識が薄くなってきた――とはいえ、譲れない線はあってね」

最初から最後まで目測狂いまくりの誠士郎ルートでしたが、こんな予想外は大歓迎。
ネクタイで手首縛られる気まんまんだったはずが、穏やかに包まれて結果すごい癒やされました。
特に優しいインテリがお好きな方に、彼の告白とプロポーズはぜひ味わって頂きたいです。

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