吉原2発目、武士・大月忍まいります。
忍の「ごめんね?」がすごい好き
以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。
開始時点では出自や行動の理由が全部謎なんですけど、謎のままでも忍として成り立ってるのがすごいです。
細かいところまで1つ1つに理由があっての結果なのに、隠してて違和感も矛盾もないんだもんなあ。
で、彼みたいなキャラは、1枚剥がれた時の「声が半音下がる感じ」に毎回クソ萌えちゃうんですよ…。
案の定、初めて1枚剥いた時の
「――いつ気づいた?」
に卒倒。
「実は下戸」にて1つ目を解明後、本当に酔っ払った忍の破壊力つったらもう。
「千早ちゃん……こうして見ると、やっぱり可愛いね……」
素で口説く時の湿った声がめちゃめちゃ色っぽい。
(だがいよいよ今夜、彼と一線を越えることになるのだろうか。)
という凛のドキドキに私の期待もぶっちぎったところで、
「すっごい眠い……もうちょっと寝かせて……」
ああああああああああ(近所を一周)
まあ剥いだのうっすい1枚だけだしな!そりゃ全裸はまだまだ先だよな!!!
と己を言い聞かせつつ全力疾走で帰還後(私が)、忍ルートの見せ場ですねえ、部屋で蛍です。
これ忍の男前さとシナリオの親切さに、感心しまくったイベントでした。
部屋の明かり消した時点で「蛍の死骸が散らばる部屋」しか想像出来なかったのに、ちゃんと川に戻してくれるところまでやってくれるんですよ。忍すごくない?その辺のシナリオなら何事もなかったかのように次の日だよなあ。
で、二人はようやく初めてキスするんですが、ともかくこのキスの大事にされ方よ!!!
「……さっきのあれさ……」
「あれは……その。なかったことに……」
(あの口づけは、気の迷いだったんだ……――)
と、凛が凹んだところで
「――なかったことにされると困るから、また来るよ」
ああああああああああ(近所を二周)
どう接していいのか戸惑う凛に対して、
「だったらこの間のアレは、千早ちゃんにとって、どうでもいいことだったのか……」
(自らの唇に、忍はとんとんと指で触れた。)
とかもうほんと、「微妙な関係の二人が非日常な雰囲気に呑まれてついキスしちゃった場合」を最大限に描いてくれるこの素晴らしさ!!!!!!!
「千早ちゃんが、オレの前でだと調子が狂っちゃうのはどうして?」
「どうしてオレ相手だと調子が出ないの?」
でダメ押しを続ける忍に、
手練手管はお前だろ………
と、近所を計三周した私は呟くのが精一杯。忍はこういうところが本当にずるい。
「いいから、下がれ!」の雄度にやっぱり卒倒の上、「実は超強い」にて2つ目解明。
続く3つ目がいよいよ、なんで昼間っからフラフラしてて金持ってるのかという出自の謎。
「実は大名と花魁の間に出来た子」だったんですね、なるほどすごい納得。
「ほんとの、ほんと?」とか、「千早ちゃんのこと、名前で呼んでいいなら……また来る」とか、「そんなにオレに会いたかったんだー?」とか、女の振り回し方に遊女みあると思ってたんだよなあ。
実母を最後まで源氏名で呼ぶのが切ないです。
ここでようやく!3枚剥いでようやく!待ちに待った濡れ場です!もうこっちは白波の血筋に振り回されて焦らされて死にそうです!早く!早く早く!
「凛ちゃんを独り占めしたくて、みっともなく君に溺れるかもしれない」
「もしそれが迷惑なら、オレにこの酒を飲ませて酔い潰してよ」
下戸設定と水を飲んでたエピソードをここで活かしてくる
シナリオの妙よ…(平伏)
飲もうとする忍はもちろん江戸中の酒が蒸発するくらいの熱量で阻止しましたら、
「もー……抱かせてください」
ぎゃああああああああああ(近所を三周)
いやあーーーーーー忍は本当に本当にずるい。
酔っ払ったのにスルー、キスしたのにスルー、武闘派なのにスルー、ついにやってくるのがコレって、こんなんマジで走るか叫ぶか壁に頭打ちつけるかしかないじゃん。死んだ。久々に超死んだ。
「忍さんも、やっぱり男の人なんだなって……」
で自ら上半身脱いでくれて
「惚れ直した?」
が、筋肉厨な私にとっては最高にご褒美でした、ありがとうありがとう。
しかもそうだよ!
折り紙上手が前戯下手なわけねえんだよ!!!
「もう一本、我慢してね」
「はい……でも……忍さんの指、長い……から……」
「うん……奥まで擦れちゃうね」
といったやり取り含め、スローで丁寧で優しくてしつこくてクソエロかったです。
さてさてやっと辿り着いたよ。
最後にして最大の謎、インポ疑惑。
1枚ずつ剥がしていくと中心にあったのはインポ、はマジで誰も幸せにならない。ある意味クライマックスです。
忍はやたら指挿れてくるなと思ったら、凛ちゃんが「っ……!?」と息を呑みまして。
花魁が「っ……!?」てどんなサイズよwwwwww
(凛自身の手首よりも太い肉塊は、かつて見たこともないほどにずっしりとしていた。)
手首より太い!!!!!!???
(重力に逆らって持ち上がった亀頭の先は、子供の拳ほどもある。)
子供の拳!!!!!!!???
どうぞ皆様もご一緒に復唱お願いします!
手首より太いッ!!!子供の拳ッッ!!!!!!
「オレが吉原で遊んでも、女の子に手を出せないのってこれもあるんだよね」
女を抱かない謎、勃起不全どころか「実はデカすぎて躊躇」というド級の解明。
しかも長いんだって…。
信じられる?忍なら短小でも全然文句なくない??天は二物を与えすぎじゃない???
私が男なら馬並でも大金払ってんだから絶対やると思うんで、忍の優しさを改めて実感。
「――挿れるよ」「ごめんね……痛いよね……」
にて花魁の処女設定っていうすごくレアなもんみれた気がします。
(これまで誰も届かなかった、本当の突き当たりまでを、長大な雄刀に蹂躙される。)
「凛ちゃんの奥、ここまで拓いたの、オレだけだと思う。……って、自惚れていい?」
いやーーーー巨根っていいな…(しみじみ)
それなりに不安だったんだろうなあ、受け入れてもらえた忍は以降めっちゃめちゃ可愛いです。
子供みたいというか飄々としたところが全くなくなっちゃって、いちいち言うことが可愛すぎてまいったよ。声も可愛い。キスで喘いじゃうのも可愛い。イク時が「イクよ!出るよ!出すよ!」で特に可愛い。
大門で見送られながら「まーたーねーっ!だーいーすーきーっ!」なんて、はあああああお前さあ…お前ほんとさあ……しか言えず。
2発目は風呂で大名子息に足舐められるところからスタートです。
忍はエロ中の台詞が飾りっ気なしに素直なんで余計にやらしいんだよなあ。
しかも「実は玉揉みに弱い」っていうオプション解明付き。
「弱いっていうか……あー……その……」
「……誰にも内緒だからね?」
が可愛すぎて悶えました。
あとフェラ中こっち見てって言ってくる男は問答無用で好きです。
ただもう忍やべえな!って1番思ったのが、口内射精が外れて顔射風の後、
「う……苦……」
と言いながらキスしてくれて、
「ほんとにごめん……こんなまずいもの、凛ちゃんの可愛い口に出すなんて……オレって……最低だ」
って全部舐めようとしてくれるんですよ。
いやーーーこれはなかなかレアだぞ。優しさの極みって感じですね。
そんな優しさの極みが最終的にものすごく正統な駅弁っていう。
装備の凶暴さ含め、フィジカル面とのギャップに超萌えました。
駅弁可能な男も問答無用で好きです。
この2人が乗り越えなきゃいけない試練は身分の差。
そりゃそうだ。こればっかりは本人たちの努力でどうにもならないのがまた辛い。
時間が解決してくれることに望みを託して、それぞれ自分の場所で生きていく選択をすることになるのですが、私ほんと会いたいのに会えないこういう関係に弱いので、忍の「……何考えてるか、大体わかるけど」がすごい切なかったよ…。
で、最後の一夜。
実家(甲斐公江戸藩邸)でおっぱじめる二人、めっちゃチャレンジャーです。
私の脳は「男が怪我=女攻め」というすごくダメなイコールを抱えちゃってるので、包帯を見た瞬間に「お?騎乗位か?」で頭がいっぱいになってしまったんですけど、いくら怪我してるとはいえ、立派な大名になるよ…ってやりとりの直後に受けるってドえらい展開ですね。
乳首舐められて喘いでる姿、今お父さんが見たら泣くで。
69+パイズリからの騎乗位、というここぞの大事な一発なわりにはテク先行な濡れ場ではありますが、忍はほんとエロい。最終的には「――もっと、滅茶苦茶にしたいんだ」から怪我を押して正常位で超攻めてくれるので挽回っぷりもすごい。
「――あぁ、ごめん、泣かないで」で泣きも完備。切なエロくて大満足。
忍の濡れ場はトータルでちゃんと巨根感が感じられて、良かったなあ。
凛も最後はもう慣れちゃってたみたいですけど、
大丈夫、常に巨根です。
あと精子がめちゃめちゃ出ます。
地の文を引用すると「桁外れの射精」、忍のEDは3つ。
「ひらひら」
約束全回収END。
「きっと取り戻す」
葉津アゲインEND。
「指切り」
忍の代わりEND。
BADはもうなんか展開がものすごくリアルなんですよね。
「……彼女とは、息子が生まれてから、そういうことは一回もしてないよ」
に、これすぐ第二子が生まれて凛発狂するんじゃね?って忍とは魂の出来が違う私は思ってしまったんですけど、たぶんこの嘘はつかないんだよなあ。
となれば、悪いのは自爆した凛だけってことになってしまって地獄度増しちゃうんですよ。
私は抱かれない正妻より抱かれる妾の方がマシだと思ってしまうタイプなので余計にですが。
「……オレ、嘘はつかないよ」がすごく肝なストーリーで、ここでこれは嘘か本当かってのがこちらに問われるとはなあ、参りました。
地の文からもう一つ「桁違いの痙攣」、忍の台詞はこのへん桁外れで桁違いに巨根です。
「……千早ちゃん、起きてる?」
「うん。いい子だから。ね?」
「うん。千早ちゃんが、もし普通の町娘だったら……どうやってオレのこと知ってもらおうかなぁって」
「――聞かないほうがいいよ」
「これから先、もし凛ちゃんと一線を越えたら、オレは自分を抑えない――抑えられない」
「着物だけ掴まないで。どうせなら、オレにぎゅっとして?」
「そんなことないよ。これでもいっぱいいっぱいです」
「駄目じゃないでしょ。こういうときは、なんて言うの?」
「ごめんね……止まんない」
「ううん、絶対オレのほうが好きだよ。凛ちゃんにべた惚れ。めろめろだよ」
「凛ちゃんってさ。オレが思ってたより、やらしいよね」
「ん……お湯の味しかしないなぁ……」
「こんなふうに盛っちゃうオレは、どう?困る?」
「じゃあ今日は……楽しいこと、いっぱいしようね」
「もしかして、もういっちゃったの?」
「んっ……凛ちゃん……こっち見て……」
「わかってる。節操ないってことはわかってるんだけど……――許して」
「だからオレも……きっと、ずっと引きずるんだろうなぁ」
「わかってる……知ってるよ」
「ダメだよ。おしおき」
「指、二本でいい?もっとほしい?」
「もっと下りてきて……奥まで、入らせて……っ」
「当たるんじゃなくて、当ててるんだよ?」
強者の気品余裕奔放さと弱者に寄り添える優しさを兼ね揃えていて、忍は知れば知るほど両親の血を上手いことひいたんだなあって思いました。
もし彼が女だったら、白波千早なんて目じゃないくらいの史上最強の花魁になっただろうに。超名器、ギャップ、手練手管、高貴な血、器用な手(指は長い)、が廓育ちって生まれ持った才能ありすぎ。
近所を計6周どころか、入れ揚げて振り回されて結局何も得られずその辺でのたれ死ぬ男続出しそう、忍が男で良かったです。
基本最初の攻略は行き当たりばったりでルートに入った人から、と決めているのですが初見では忍はもしかしたら1番興味の薄いキャラだった気がします…が。
共通ルートでもそれほどトキメキもなかったはずなのに…
忍ルートに入ってからの怒涛の巻き返し。ただのチャラいお侍様では無かった…。蛍の話、何度ループしたことか…。
めちゃくちゃに優しくて、ただただ優しくて。
こんなに人を思いやれる人、好きにならないわけがないじゃないか。
そしてsaraさんも仰る通りの半音下がるボイスですよ!
【いつ気づいた】これね、もう骨抜きですよ腰砕けです…素晴らしい!
【まーたーねーっ!だーいーすーきーっ!】の最後の「っ!」をここまで的確に表現してくる業…鬼リピでした
激甘の大型たれ目ワンコ、可愛い可愛い可愛い!
そんな忍だからこその2人で別の道を選択する事を決意してからの濡れ場…
泣いた泣いた!
めっちゃ泣きました!
私も泣いたけど忍の泣き我慢の【あぁ、ごめん、泣かないで】コレは私の涙腺が崩壊したセリフでした【何考えてるか、大体わかるけど】こんな想いまで悟られるほどに心通わせながらも離れるんだ…と。
ひらひらで凛が忍の正妻に嫉妬してしまう、と別れを選ぶ、そんな想いがBADENDに絡んできているのも見事でしたね
乙女ゲは感動を表すのに床をゴロンゴロンと転げ回るか近所を走るしかないんですがそんな時はsaraさんのブログに来て私の代わりにsaraさんが駆け回ってくれることで私がご近所でまだ変質者扱いされずに済んでいる次第です。
そしてココに記された全ての忍の台詞が私の刺さった台詞と見事に一致していて(私は間違っていない)と自信を持った次第です
最後になりますがBADの葉津アゲインEND←実際にプレイした後この表記をするsaraさんのセンスに平伏しました
次は…その昔、大泣きさせてくれた宇太さんに進みます…
コメントありがとうございます♪
忍は本当に優しい男としか言いようがないですねー、どっち付かずに見えるあたりも彼らしいと思いました。私もこういう切ない生き方しちゃう人すごく好きです……。
朔夜もきっとお好きだと思うので、楽しんでください♡