気を取り直して書いたはずな前回の記事も、後で読んでみたら普通にひどかったですね!もういいや!女王蜂の王房3匹目、めのう編はこちらでラスト、貴峰丸の感想です。
失速してくれるなよ
以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。
ここまでの貴峰丸は単独行動が多かったので、何者なのか全然分からないんですよねえ。今のところレイプ要員でしかない。
今回はなるべく傍に引っ付いて裏でコソコソ何をしてたのか見届けようと思っても、ちっとも明かしてくれないし依然謎だらけ。
のくせしてスケベは要所要所きっちり押さえてくるんですよ。
「なにをするかくらい分かっているだろ。白鴎とはしたんだ、分からないとは言わせない」
「本当に……白鴎とはしていないんだな……?」
とキスからの指挿し処女確認されたと思ったら、
「足を開け、交合の講義をしてやる」
にて教育係である意義まで全うして頂けるんですが、
「見たことがないのなら、今、見ろ。ここに男性器を差し込み、精液をなかに流し込むんだ」
「この染み出してきた蜜を、膨らんできた突起に塗りつけこねてやると……」
っていうド直球な実況煽りです。イケボの相乗効果もあって大変ネチっこエロい。
例の蟲責めの後も、あんな拷問に屈したとして
「では仕置きだ。下着を脱ぎ、尻を出せ」
と突然のスパンキングです。うむ、もう何が来ても驚かねえぞ。
いや、良いんだよ?尻を叩くのが好きだってこと自体はすごく分かるよ???
ただ頼む、まず話をさせてくれ
会話が深まる前にすぐ脱がせちゃうしすぐ脱いじゃうから、いつまでたっても何一つ分からない。
めのうの「ど、どうしてですかっ」が宙に浮く浮く。
何か言われる前にパンツ降ろしちゃうの、めのう特効としては大正解だしよく理解ってるなあとは思うんだけど、彼女だってこんな毎回はぐらかされてばっかりだとそろそろキレ
(一打ち一打ち、不思議と命中させてほしい場所がある。)
あら~~~~~~(諦)
これはめのうがもうちょっと押し付けられた快楽に抵抗出来る強い意思を持ってくれないと真実は覗けないですね、Mには当分無理じゃね。
感情に強弱付けられて必要以上に怯え、まんまと転がされてるのにも気づかず
「……昨夜から、本当にごめんなさい……。私……自分がこんな体なのが、嫌……」
なんて殊勝に謝ってためのうですが、そんな彼女が若干強気になるきっかけが嫉妬と独占欲っていうね。良いですね。もともとの依存体質もあって調教がガッチリ効いてますね。
優しくされたい甘やかされたいって気持ちが爆発して
「では、私を抱いてください」
と言ってみるんだけど、
「発情していると言いたいんだろう?ならば鎮めてやるから、おとなしくしろ」
でいつも通り二穴責められてイカされるも当然挿入はしてくれないわけよ。
そういうことじゃない、全然伝わらない、ってめのうは改めて苦悩するんだけど、きっと全部伝わってるんだよな~~~。その上でこれなんだよな~~~~~。共通ルートの時点で尻には突っ込んでんだけどな~~~~~~。
貴峰丸はめのうのことめちゃめちゃ好きだと思うんですよ。
一番長く傍にいた男なんだし、めのうが何を考えていて何をしてほしいのかも当然分かってるんですよね。
でもそれを認めてはならない何かが彼の足を引っ張っているのは確実に分かる。
ここで貴峰丸が実は別コロニー出身で巣を乗っ取ろうとして失敗、女王に相当な恨みを抱いているであろうことが発覚して、「どこまで俺を信じる」という言葉で少し真相に触れた気がしたのもつかの間、
普通に69してんですよ
しねえ、上記で全てならこの状況で69はしねえ。
まだかあああああああ、まだ隠したいことがあんだなお前はあああああああああああ。
これは膣卒を待たねばマジで何も分からないかもしれない、貴峰丸のEDは5つ。
「素晴らしき蜂の世界」
差分がエグいEND
「家畜の絶望」
わんわんEND
「殺される喜び」
幸せをありがとうEND
「私はこの国の女王さま」
乗っ取られEND
「今、心からの親愛を込めて」
えっ紅玉の扱いそんな感じ???
69で射精後起きたら既に……っていう容赦無いBADからですが、これを回避すると見張り役を殺害した疑いで貴峰丸は牢屋に収容。
紅玉の
「ボクとキミがやらしいことしてるとこを見せつけんのさ。その時、貴峰丸がどう動くかで気持ち分かるでしょ?」
という提案で真意を試すことになります。乙女ゲーでこういうことしちゃうと大抵BADだよなあ。
貴峰丸の目前で強制フェラされるんですけど、これが素晴らしかったんだよ!!!
めのうの方は色々重なって嫉妬からくる黒い気持ちが渦巻いてるところで
「めのう、以前俺にしたようにもっと激しくしっかりとしてやれ」
「そんなやり方では達することもできない。雄によって手を抜いてもいいなどと、俺は教えていないが」
なんて決定打打たれちゃうので、そのまま一直線に快楽堕ちです。
めのうが負ける描写がまた秀逸でさあ、
(んっんっと私の唾液が絡みつき擦られ、紅玉の先端から染み出した少し苦い液体と混ざり合い、私の口のなかで性欲として発酵し始めた。)
性欲として発酵……!!!
いやあ、上手いし的確ですね。
最終的には、鉄格子越しに貴峰丸がバックで挿入&紅玉をフェラっていうシチュエーションなんですが
檻を見る度に脳裏をよぎるやつじゃん………
パルマやってた時なんか10センチくらいの穴が開いてればギリいけるんじゃねえかって何度も検討したからね私。
これエロいよなあ。腰と尻が触れる前にお互いまず冷たい鉄を味わうんだよ?ちょっと想像してみて?姿も感覚もめちゃめちゃ官能的じゃないですか???鉄格子の厚みによっては根本まで挿入出来なさそうなのもまた趣深い。
前には無邪気なドS、後ろには冷酷なドS、という素晴らしきサンドイッチを経て畜生ENDです。
この試す行為に貴峰丸が乗ってくれて無事怒られると回避、めのうは甲斐甲斐しくお世話を続けるんですが、ふと気付いてしまうわけですよ。
(――今、貴峰丸は、私がいなければなにもできないのだ。)
あああああああああああああ(察知)
「明日も、来るのか?」
なんて完全にとどめですね。
貴峰丸ルートのめのうはすごく好きだなあ。
屈服と支配を賭けた戦争を1人でやってる感があるんですけど、外から見ると結局は依存と執着の狭間で揺れ続けてるんだけなんですよねえ。そりゃ自分だけのものにしたいよな。すごく人間らしい。SとMは本当に紙一重だなって思わせてくれる。
それなのにいざ覚悟を決めると結構潔くて、ジタバタ抗わない気高さもありますね。
あそこで
「最後に優しくしてくれて、ありがとうございます」
はすごく良かったな。
めのうが潔く諦めてしまうと、私の大好物「殺してください」END。
めのうに責任を取る勇気が無いと、元の木阿弥END。
で、ようやくたどり着いたハッピーエンドですが……。
まあ分かる、とりあえず残ってたピースは全部ちゃんとハマった。
ただな~~~。まずどうして過去を変えてまで紅玉を除け者にしなきゃいけなかったのかが分からないんだよなあ。
めのう・輝夜・貴峰丸の3人で女王を倒したって結末、そのままでもすごく綺麗に収まってると思うし、あそこからまたみんなで始めれば良いのに、なんであんなに慌てて色々後出しして畳む必要があったんですかね。
貴峰丸が元主人じゃなくてめのうを選択する行動を明確にさせたかったんだとしても、あれは無いわ。苦しんだ貴峰丸はまだしも、めのうが墓を見た後ヘラヘラ笑ってるのはさすがに汚え。
ただし貴峰丸の和姦と照れ顔は最高でした、台詞はこのへん。
「姫、こんな奴を相手にするな。おまえは俺の話だけを聞いていればいい」
「触れたがどうした。貴様が我が王女に無断で触れようとするからだ」
「いつまで俺を必要とするつもりだ」
「逃げようとすること自体、反省していない証拠。打たれるのが鞭や棒などではなく、素手であるだけありがたく思え」
「なんだ、呆気ない」
「今、自らイこうとしたな。だれがそんなはしたない行為を覚えろと言った」
「勝手にイくんじゃない!」
「……穢れを知らぬおまえが穢されていくさまは……なんとも……ん……なんとも、言えぬ……」
「殺してやる……殺してやるから……」
「女王も俺も、心の底から憎め。支配してやると念じろ。そうして初めて、おまえは本物の覇者となるのだ」
「こんな気持ちでおまえを抱く日が来ようとは……ん……」
「では姫、俺は許されるのか、許されぬのか」
「身勝手な感情があの時作用したと言うのならば、俺の気持ちが一番身勝手だったに違いない」
「これ以上、おまえが苦しむ必要はない。もう苦しむのをやめ……俺のことも解放してくれ……」
攻略順としてはストーリー的に貴峰丸を最後にすべきなのは絶対なんだけど、このハッピーエンドで締めると「今までの苦労と紅玉を返して」って気持ちになってしまうのが何とも…………。
ただあくまで私の印象ですが、他の二人に比べてめのうからの気持ちが強かった気がするな。やっぱり攻略対象への「どうしてもこの人に愛されたい」って感情はすごく大事ですよね。