樟屋敷もようやく最後の攻略、樟守・樟近開まいります。
一言で説明するならトトロ
以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。
魔性眼鏡をプレイされた方にお聞きしたいんですけど、
おとぼけさんと中の人同じって知ってた?
いやあ、声優さんてすごいね。
樟近さんはクスノキ様のお世話役。
浮世離れしているというか、雰囲気のある色男でして、童貞&変態の後でこのタイプは着実に刺して来ますよねえ。
例の質問にも
「興奮してるんでしょ?興奮して、股が濡れている。わかってますよ」
なんて感じの、照れもせず怒りもせず煽りもせずな大人な対応。あ~~彼女との会話にハラハラしなくて良いのありがてえ~~~~~。
ただ毎回ふんわり躱されてなかなか飛び込ませてくれないんですよ。諭されはするけど拒否はされないのがまた心憎い。
かやのの好感度も既にMAXなんで早く会いたいってだけで帳面を使っちゃうんですが
半裸でワープしてくるって便利すぎるでしょ
さすがにお手軽突入にも程があるでしょ。
この後の展開、樟近さんみたいな大人の男に乳首責め出来る方も大変美味しかったんですが、私は家に行く方のが好きだなあ。
主従みがちゃんとある、あっまあまな雰囲気でのキス。
と思えば、
「だからお顔を上げて下さい。少しでも長く貴女のお顔を見せてください」
(もしやキスをしてくださるかも……)
「目も開けて」
に草。
他の2人相手だと「ビクンビクンしたい」で終始手一杯でしたが、今回は「ビクンビクンしてほしい」へ気持ちが寄っているのが微笑ましいです。もうこの時点でめちゃめちゃ好きだし、自覚も早い。
なんとか射精してもらおうと彼女も頑張るものの、イカされるばっかりで樟近さんはマジで隙が無いんですよ。
受精や我慢汁の説明等を挟みつつ、「ビクンビクンさせろ」と「それはダメです」の応酬してるんですけど
午前9時半くらいなんですよね今
すごく健全な時間帯の屋外イベントとは思えない不健全さです。
最終的に「二度と帳面を使わないなら射精を見せてあげる」との約束にこぎつけるんですが、お手軽突入の誘惑に果たしてかやのと私が抗えるのか……。
ここに来て試される2人、樟近さんのEDは8つ。
「安住の地」
指輪END
「目覚めた才能」
1度に3人じゃ足りないEND
「新しい婚約者」
クスノキ様(仮)と3PEND
「楽しいひとり暮らし」※シーン登録無し
ぶっかけ最高END
「開の願いごと」※シーン登録無し
せつな………END
「天誅」※シーン登録無し
クスノキ様はっちゃけEND
「聖婚」※シーン登録無し
1500年間うらやまEND
「運命」
私の性癖てんこもりEND
射精を拝むという目標はひとまず置いといてまずはHAPPYの方ですが、エロい夢から覚めたら本人が目の前にいて
「またエッチな夢、みてたんですね」
「しかもおれが出てたんでしょ?」
ってなかなかレア度の高い萌えシチュ(というかいくら18禁でも普通はこんな展開やってこない)ですし、そのまま膝枕してもらうんですけど
(すぐ横に樟近さんの男性器があると思うと、とても休むどころではありませんわ……)
よくぞ言ってくれた!!!!!
以前から膝枕が胸キュンイベントみたいに扱われてるのほんと謎で、だってあれ横向けばすぐ股だよ?男も女も胸キュンしてる場合じゃなくない???という、私の疑問は間違ってなかった感もあって途中まで楽しく攻略してたのに、おやおや…もしやこれは……という切なげな気配。
彼はとんでもなく重い定めを背負ってたんですねえ。
私こういう期限のある関係がすごく好きでして、もう何やっても全部無理してるように見えて余計切なくなるからじっとしててお願い……って毎回思っちゃうんだけど、
(樟近さんは急に頭を下げると、私を肩車した。)
に「どういう状況!!!????」とめちゃめちゃ慌てたおかげで気持ちがだいぶ回復。私の読解力がミジンコ並で良かった。
とはいえ
「……――イッて、かやの様。おれをしっかり見つめたままで」
「だから、泣かないで――」
で大好物を浴びまくりです。
残り少ない時間を消費してでもエロいことするカップル大大大好き。
当初の目標であった射精も、手コキからのフェラでようやく喘いで頂けます。
ご丁寧に口を開けさせて全飲み確認されるんですが、
「やっぱり、愛した女性に一度くらいは全てを注ぎ込んでみたい――」
なんて言われたら許すわ。
(私はもっと出てこないかと、脈動した男性器を吸い上げてみた。)
「ッ、ちょ、も、もうやめてください……!」
なんて、お前らそんな面白いことやってる場合かと思うけど、もう許す許す、全部許すわ。
そんな2人が
「おれはずっと貴女と一緒にいたい。たとえ世界中を敵に回したとしても」
と、運命に抗うことを決意。次のシーンで、
おそらくアマゾン川を下っています
なにこれめちゃめちゃ壮大。
つか最後の最後で話の展開が急すぎない?「出入りが基本窓からなのは何でなんだろ」という疑問が頭に浮かんじゃったせいで私の思考はまだ停止中だからちょっと待ってほしいんだけど???
この船中のハンモックでやっと結ばれるんですが、挿れてるのに全く動かさない状態でずっと身の上話してるので、
おい、今すぐハンモック揺らしてやろうか???
と一瞬キレそうになったんですけど、かやのは感極まってイキっぱなしだし、最終的に良かったねってなりました。
一方のBAD。特に「運命」。
2人には大変申し訳ないけど、あなた方は圧倒的にこっちだよ……。
あの状況でセックスしちゃうの不毛でしかないんだけど、でもめちゃめちゃ分かるんだよなあ、絶対するよなあ、あそこでしないでいつすんのってレベルでするしかないよなあ。
「おれは最高に幸せなんです。だから、貴女の中に入ったままの今――」
「ずっとそばにいます。だから笑って――」
こんな悲しい腹上死ってある…???
結末含めて、すごく切なくて悲しくて重い、とてもよく出来たBADでした。心から感謝。
自己犠牲の極み、樟近さんの台詞はこのへんにありがとう。
「じゃあ、おれと一緒に逃げますか?」
「かやの様。こんな夜に男の家に行きたい、なんて言ったら駄目です」
「くそっ。やっぱりおれが全部教えればよかった……!」
「なんでも教えてあげます。これからは、必ず」
「……ふふっ。だから、駄目ですって。そんなに簡単に目を閉じたりしたら」
「もっとして欲しくなってるでしょ?」
「……おれとのキスを想像してたんですか」
「嘘なんかいっぱいついてますから、お気遣いなく」
「……忘れてください、全部」
「妄想の相手に選んでいただけて光栄ですよ」
「おれ?」
「……あー……、もう、どういう風に言えばいいんだ……」
「深く考えないでいいです。そんなことより、射精のことでしたっけ」
「おれのこと、好きになっちゃったんですか?」
「ここでゆっくり遊びましょう」
「……あーあ。かやの様に無理矢理しごかれて勃っちゃうなんて……、おれは本当に最低な男だなぁ」
「はい、そこまで」
「おれは貴女がおばあちゃんになって、長い幸せな一生を終えるまで、ずっとそばで見守り続けます」
「お好きなだけしごいてください」
「かやのは最近になってからでしょ?おれの想いは年季が入ってるよ」
樟近さんは背景を知った上での2周目が特に良かった。
あの隙の無さってつまり彼の強さだったんだなあ、と全ての言動がすごく染みます。
「おれの人生そのものが嘘だったらいいのにって思ったこともあるくらいです」
に泣きそうになっちゃった。
ただ
「木の上からこっそり見守ってたんだよ。かやのが叱られて泣いてるとこも、ケーキを嬉そうに頬張ってるとこも」
ってマジでトトロじゃんね。そりゃ出入りが基本窓からにもなるな。