心をえぐる衝撃作2発目、白雪姫の王子・シードルまいります。
笑顔に弱い屍体愛好王子
ダメだ、字面だけで最高に萌えちゃう…
以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。
ボイコレが尋常じゃない数になりました
だんだん声色に優しさが混じっていくのがたまらない。
ハッピーの後半なんてほぼほぼセーブしてた気がする。
このルートの主人公は本当に不器用で融通がきかない馬鹿なんですけど、に対してシードルは品があってIQ高そうな冷血紳士、が正論の乱れ撃ち。
就活生よりネクロフィリアの方が常識人ってどーなってんだ。
その上、
窮地を救ってくれる雄らしさ
もしっかり備えてるっていう。
シードルの汗と馬上のやり取りにはもれなく萌えました。
腰を抱き寄せてくれて、マントまでかけてくれるって、なにこの優しさの塊もう無理。
しかも
「もしかして……照れてますか」
「……答えを手にした上で尋ねるとは、お前もなかなか意地が悪いな」
頬染めがクソ重い……
こんなの毎回まともに喰らってたら身がもたねえよ………。
ツンデレヤンデレクーデレとはまたちょっと違くって、一番感情として近いのは王子萌えになるのかなあ。
白雪姫の王子役とはいえ、まさかこういう王道勝負してくれるとは思わなかった。手袋とマントが超尊い。
シードルが折れてからは結構駆け足でたたまれるので余計殺しにかかってくる度高いです。とにかく彼はデレが強烈でした。
黒馬の王子様、シードルのEDは2つ。
「白雪姫と王子様」
現実に帰る気配が全く無いEND。
「王子様と屍姫」
スカートの中で酸欠END。
ただ、
なっかなかエロい展開にならない
なにこれやっぱ死ななきゃダメなの?それなら致し方ないですねえ、とこちらは早々におとぎの国で散る覚悟をしてたんですけど、目さえ隠せば抱けるらしいということが分かって一安心。
いわゆる目隠しプレイなんだけど、ちゃんと背景があるのでその辺の「なんとなく目隠し」とは一線を画す出来。
単にエロいだけじゃなく、「感情を発するモノが無理」っていうシードルの性癖が活かされた説得力のあるシチュでした。
「……喉を掻っ切られたいのか」
「何度言わせればわかる。黙れ。声を漏らすな」
という、「声を出しちゃダメだよ」プレイも同様でして、場所的な理由以外で声を出せないって初めての経験。いやあ新鮮。
ただここで究極の寸止め。
「……飽きた。あとは好きにしろ」
マ ジ す か
えっなんでちょっと照れてんの?これ死体が好きなんじゃなくて死体じゃないと勃たない設定?そんな殺生な!死ぬからー!今死ぬからちょっと待ってシードル様ーーーーー!!!とやはりこれは一刻も早く死なねばならぬと再決意を固めたところで
「……手を、下着の中へ」
全部教えてくれる殿下が完璧に紳士。
これはこれでいいな…もうちょっと生きてみるか………。
椅子に深く腰掛けた王子様に見つめられながら自慰って、女の自慰に一切興味がない私でも今日を生きる意味が感じられて大変美味しかったです。
「暖炉が燃えるあたたかな部屋で、うんと優しく、甘やかしてほしいなら……」
「まずは私の意地悪に耐えることだな」
から始まる和姦はどうしたって優しさがにじみ出てしまう彼ならではなエロでした。
脚フェチはともかく、まさか彼が処女喪失を気遣ってくれようとは。
(澄まし顔の王子様も、こうして欲情するのだ。)
という主人公の内心にも煽られまして、
「ああっ……!や、あっ、急に、そんな強く、したら」
「したら……?」
の「したら?」が色気と優しさと好きな子に意地悪してる感じがパーフェクトな「したら?」でした。
「唇にしてほしいなら、素直にそう言え」
で最後まで優しい。つい先日まで生身の女がダメだった男とは思えない。愛の力ってすごい。
ただ若干エロみが薄いなあ~とは思ったんですけど、BADも見て納得。
そりゃそうだよね、この王子相手ならこっちだよね、めちゃめちゃ話広がりそうだもの。
眼鏡一発目は、気を失わせて縛り付けての逆レイプ。
シードルにしてみりゃ地獄だなこれ。
「はぁ……っ……ゲホッ……くそが」
と顔をがっつり跨がれて本気で嫌そうな王子が可哀想。
しかも触ればわりと呆気なく勃っちゃうっていう、えっそうなの?さっき私それを勃たせるためなら死ぬ気まんまんだったんですけど???
以降の鬼畜に振り切ったシードルは凄かった。
ピーチの心臓を膣に挿入
という元白雪姫もドン引きプレイがやってくるんですが、ただこれなあ…。
ここでまさかつい先日出した結論を思い返すはめになるとは思いませんでしたが(詳しくは幸の天秤の感想を御覧ください)、いくらバイブ機能付いてたとしても硬さが圧倒的に足りてないんで、挿れてもそんな気持ちよくないと思うんですよね…。
汁だくのエログロではあるし結構好きなんだけど、「気持ちよさそう」がまず一番最初に来てくれないので、あんまり刺さらなかったなあ。
この瞬間のピーチを思うと、そっちはめちゃめちゃ刺さりました…。魔法のあれやこれやであっちも気持ちよくなったりしてねえのかな……。
最後は毒で苦しむ主人公を踊らせてからの屍姦です。
喘ぐことしか出来ないシードルがクソエロい。
こっちでしょ、どちらかといったらシードルはこっちでしょ。
倒錯セックスなら、血まみれ汁まみれ肉まみれの湿度高めなタイプじゃなくて、黴臭くて寒い地下室で一人腰を振る乾いたタイプの方が絶対似合う。
いやーなかなか良いもの見させて頂きました。
そんなクール&ドライでいてほしい、シードル様の台詞はこのへん。
「……見たところ、傷はないようだな」
「今の顔をもう一度やってみせろ」
「案ずるな。私が血の通った体を抱くことはない。こんなものはただの戯れだ」
「当たり前だ、馬鹿女」
「びくびくするな。絵を見たくらいで怒りはしない」
「理屈通りになるか、試してやろうか」
「もういい、黙れ!」
「指をすするのはよせ」
「もっと奥まで、突き入れろ。必要なら指を増やせ」
「では、お前が白雪姫になったとする。その時、私は悪になりうるか?」
「姫になった気分はどうだ」
「我が国に海はない」
「姫、お顔がりんごのようだ」
「……無言のおねだりか」
「いい声だ。誰にも聞かせたくないな」
「どうせバレるような嘘をついても意味はない。先ほど話しただろう」
「いきなり挿れたら痛いだろう」
「そんなにいいなら、このまま舌を噛み切って死ね」
「……っ、はぁ……死ね、この、馬鹿女……!」
「死にゆくお前に乾杯」
「毒がまわるまで時間がある。手を」
「股間が血まみれなんで、生理中は気持ち悪くなっちゃうかも」
と一応書いておこうとは思ったんですけど、そもそもこのブログに辿り着いてる方はみんなキャパと耐性がレベル竜だと思うんで無用な心配だなと考え直しました。どうぞ気にせず攻略をお楽しみ下さい。