モノウィザもこれにて最後の攻略、団長・ウィル様まいります!
手袋を外さない男
以下ネタバレ含みます。ご注意ください。
レオルートでの
「ウィルは、カレンをかばったように見えた」
「レオ……、その言い方だと、彼女が自分を責める」
この瞬間に大変ときめきまして
もともとウィル様みたいなタイプが咄嗟に熱血な行動をとってしまった時のギャップが最高に好きなんですけど、その上このフォローが超絶イケメンすぎてさあ…、なにこの男……。
この2人はレオに「お前たちは自分の優しさを素直に認めたら処刑でもされるのか?」と言われるくらい、心をガッツリ武装してるところが似てるんですよね。
レオの場合は共通する暗い過去があっても、割と思い切りが良いタイプなので突破が早かったけど、ウィルはどうかなあ。下手したら2人揃って停滞しちゃいそうな気がするなあ。
と、最初は心配しながら見守ってましたが、いやもう全然大丈夫だった。
「……今まで、大変だったね」
この一言で憑き物即落ち
甘味の相乗効果もあって、花恋は意図せず泣いちゃうんだけど、こんな前半に彼女を泣かすって相当なことだと思うんですよ。
レオの好きで押し切る癒やし方も大好きだけど、欲しい言葉を即座に理解して言ってあげれるのは、ウィル様ならではだなあ。優しさに嫌味がない。
一目惚れもいいけど、まず人としての興味からスタートしてる過程もいいんですよねえ。
「そう、大変なんだ。そこで相談なのだけど……君の肌に触れさせてくれないかな」
であくまで仕事として身体を触られることになるんですが、これ執務室で上司の膝の上って時点で充分エロいんですけど、このまだ何とも言えない関係のまま粘膜OK、ってものすごくエロくないですか。
「ああ、やっと応えてくれたみたいだね」
の直後に快感が走るってのがウィル様の経験値さすがすぎて。
しかも一回のみならず、
(先日の『ストレス発散のお手伝い』は、実はまだ続いている。つまり私は、毎日ウィリアム様に下着を見られている。)
マジかよドスケベじゃねえか
ウィル様ルートはこの「寸前までやることやってる関係が継続してる」ってのが地味に効いてまして、より一層たまらんのです。
やることやってるのに花恋の態度が軟化しないことに拗ねたり、やることやってるのに「一緒に眠るのは?」「眠るだけだから」と誘ってみたり、何度も言いますがやることやってるんですよ!寸前まで!!!
やることやってるし、「なんだ、起きてしまったの。もう少し君の寝顔を見ていたかったのに」の声とか完全に事後なんですけど、でもまだ挿れてないんですよ!!!!!未来予知可能なレベルのテクニック持ってるウィル様がまだ挿れてないんですよ!!!!!!!!
この前提でこっからの展開がとても素敵でした。
片膝をついた王弟に
「愛しい人。どうか私と踊っていただけませんか」
と請われ、星空の下、お城のバルコニーでダンスして、
「どうか受け取ってほしい。家庭を築くなら、君とがいい。いや……君としか考えられない」
でプロポーズ。
「やっと、君の唇に口づけられた」
なんとキスもしてなかったんですよ!!!!!!!!
これ普通にVitaで出せる乙女ゲーじゃないですか!!!あっでも粘膜OK出ちゃってるんだった!!!惜しい!!!
余韻も早々に、
「お互いの恐怖心を、じっくり溶かしていけるように……静かな場所に移動しないかい?」
とお誘いが入るんですが、
(閨の誘いだと、情欲の炎が宿った瞳を見て察する。)
こういう瞳で語る男大好き
「全部構わないよ。さ、行こう」
が情欲の炎の燃え盛り具合と一蹴する愛の強さが感じられて、すごい良かったです。
ウィル様はほんと一言で花恋を救うのが上手ですよねえ。
で、いよいよの挿入なんですが、余裕で潮を噴かせるテクが炸裂する上に、
「それ……私の中にはいりますか?」
またしても確実に巨根!!!
「はは、心配いらないよ。散々君の中を弄って、測ってきたからね。確かに君の中は小さいけど、慣らしていけば根本まで入るよ」
膣のサイズを測る男
手袋を外さない男は割といるけどこっちはなかなかいねえぞ!??
今までの相手は大丈夫だったのか聞いた時の
「んー……、内緒」
「先入観がないほうがいいからさ」
がすごい色っぽかったです。
射精はずっと我慢してたわけだし、さっきまでソワソワしてて、服も脱いでない割には
「ねえ、これ……ほしくない?君の疼いて仕方ない奥のほう、これでごりごりされたら……きっとすごく気持ちいいと思うんだ」
から執拗に焦らしてくるんですけど、挿入するときは一気に奥までっていう。
確かに先入観ない方が楽しめる、想定してたプレイが全然来ない濡れ場。ただ、彼の予想外が極まるのが
「そういうわけで、溜めすぎて苦しいから一度出すね」
何の前振りもなく射精
そりゃ花恋も驚きで目を瞠るよ!!!
「はぁ、はぁ、はは、よかった。やっぱり一度出したほうが、滑りがよくなって、もっと快感を得られるよね」
自家製ローション、ウィル様のEDは4つ。
「Monochrome Wizard~黒の讃歌~」
結婚式END。
「愛しき人は炎の中へ」
トラウマ山盛りEND。
「死してなお」
めちゃ重の愛END
「肉体という檻」
交代END。
「残された光」
関係者全員縛られEND。
また大変微妙なタイミングでED紹介をしてしまいましたが、ウィル様のベストは腑に落ちた感じと腑に落ちない感じが混在しててすごく良かったなあ。
「君の諦めるしかない人生は終わったんだ」
ですが、これウィルと花恋のみならず、レオも、3人の親世代が犯した罪もろとも浄化するような台詞ですよね。
結婚式当日、ウェディングドレス捲くりあげての濡れ場も、
「こうして突きあげて、おいでと招くと……すぐに下りてきてくれるようになった」
子宮を擬人化する男
うーーーーん、シチュCD界にはいるかもしれない……。
と、相変わらず経験値の高さを見せつけてくるテクニカル巨根なんですが、
(あと少しで痛みになってしまいそうな、ギリギリの快感が気持ちいい。悔しいことに、ウィルはこの快感の限界も熟知している。)
(激しいのに、絶対に「痛い」と言わせない。)
これが特に経験値高い。
ギリギリを攻めてくれるウィル様と、ギリギリを攻めてるのを拾ってくれるシナリオに感謝。
さてさて、一方の嫉妬ルート。
予想してた通り、各ED非常に噛みごたえのある結末でした。
プロポーズを断り、よりによって視線の先にはレオ様。
ウィル様の豹変はスイッチ型なんですけど、花恋への愛はそのままの濃度であるところがまた痛々しくてですね。
どうしても彼女が欲しい+けど自分に自信がない+その上時間もない、が導くのは強姦じゃなくて媚薬ですよねえ。
レオは「俺のこと好きだろ?」だけど、ウィルは「私のことが嫌い?」なんですよね。ここが決定的に違うというか。
女に媚薬って私もう若干飽きが来ちゃってたんですけど、
ただ一歩歩くだけの描写が超濃い
いやあ、Duskさんの精製する媚薬はほんとえげつないね。
これくらい強烈なら男が飲まなくてもがっつりエロいわ。
まず3Pの方は、全然動けず何も喋れないレオ様がめちゃめちゃ美味しそうでさあ…。
「君は無理やりさせられているだけなんだから、感じていいんだよ。気持ちよくなるのは仕方のないことなんだ」
と、こちらもたった一言で解放するのが、言葉を扱うのに長けているウィルならではに鬼畜度高い。
「やっ、やだ!入っちゃう!ウィリアムさまっ!」
の花恋が超エロかったです。
「死してなお」と「肉体という檻」は、誰も望んでない方へ花恋を道連れに転がってしまうウィル様の愛の重さが痛かったですねえ、って一番痛かったの花恋だと思うんだけども。
ああ見えて孤独にすっごい弱い男だよなあ。
「っ、ほしかったからだ!ただただ、彼女がほしかった!彼女との未来がほしかった!」
って言葉通り、最後の最後で、幼少期に自ら納得して諦めてきたはずのものが、大爆発しちゃうんですよね。王子返りといいますか。こんな自己中でわがままな人ってなかなかいないと思うんですけど、国と兄のためにこっちの意味でもやることはちゃんとやってるのがまたさあ…。
ウィルの半生とか、兄へのコンプレックスとか、花恋への憧憬とか、この結末は一緒に噛み締められるものが多いんだけど、噛めば噛むほど切ないです。
やることはやる男、ウィル様の台詞はこちらもかなり絞ってこのへん。
「はは、いつか君の心にさざ波を立てたいものだね」
「仲直りしよう」
「私とこうしているのは、もう完全に恐くない?」
「そうだね、初めては恐いよね。でも一度達することをおぼえたら、もっと気持ちよくなれる。だから、もう少し頑張ろうね」
「この心を取りだして君に見せてあげたい。私がどれほど、君の魂を美しいと思い、惹かれているか」
「いや?必ず君の心を手に入れるという宣戦布告だよ」
「あ、心配しないで。君を殺して、私も死ぬからね」
「君なら私の心を読めるだろう?これが諦めている男の目に見えるかい?」
ウィルはどのへんで本気になったのかが分かりづらいんですけど、個人的には
「でも君は、こちらに来てまだ日が浅いのに、もう明るい道を歩もうとしている。私と同じその目を、人を信じるために使おうとしている」
ここで落ちたんじゃないかなーと思います。
同じ歩幅で歩けそうな花恋がしっかり方向を見定めてみるのを見て、頼もしかったんじゃないでしょうか。
手を引く男に見えて、実は花恋に手を引かれようとしてるのが節々で感じられたんですけど、語弊があるかもしれませんがある意味すごくずるくて弱い人、こういう人は大抵色っぽいんですよ。すごい好き。あとここまでの話に全然関係ないけど射精が長いところがもう最高に好き(結論)