不思議の国2発目!双子の兄の方、シャドウくん!!!彼のルートから派生する物語EDも含めての感想です。
ただライトルートでもうおおよそ見当ついちゃってるからさ………
史上最高に面倒くさい男
以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。
ポイ捨てしたり、部屋が殺風景だったり、時折その人格を匂わせてくるシャドウ。
アリスも『なんかこいつちょっとおかしいぞ』って気づいてはいるんだけど、他人の価値観として受け入れようとしてる節があるんだよな。ああ見えて結構大人なんですよね彼女。
ただ幾ら腹黒とはいえ私はそこまで可愛らしい男の子好きじゃないんで、ビスケット経由でキスされても真顔でウーロンハイ飲むばかりだったんですが、
「……僕、君のこと女の子として好きだよ。恋人になって欲しいって意味で、好きだよ」
待って、半音下がるとクソエロい
半音下がるとクソエロい、シャドウのEDは5つ。物語枠に登録される派生EDが1つ。
「咲かないつぼみ」
本当は分かってたよEND
「背中合わせの幸せ」
共犯者のアリスEND
「変わる世界」
号泣END
「誰かの心の中」
私の心の中じゃなくて良かったEND
「一輪の花」
私の心の中じゃなくて本当に良かったEND
「黒い鳥かご」
物語枠。これ嫌いな人いんのか?END
このあたりまでくると『なんかこいつちょっとおかしいぞ』は明白なものとなり、アリスも完全に分かってて飛び込んでる様子。
シャドウは世界を動かすことに固執してるみたいなんだけど、それもそのはずで、アリスがシャドウと一緒に居たいと思うことで時間が進む構造になってるんですね。まあ厳密にいうとその相手はシャドウじゃなくていいはずなんだけど。
時間は少し進んでまた止まり、そのことにシャドウはどんどんイライラを募らせていくわけです。
イライラしてる腹黒好き!??
私は大好き!!!!!
思い通りにならない展開にイラつく腹黒の常套手段といえば、出せる全力のオモテヅラパワーで騙して脱がせて押し倒す、ですよね~~~。18禁乙女は基本最後までやったもん勝ちだから。
案の定、
「いい匂いがするね。お風呂に入ったの?……もしかして、こうされることを期待してた?」
から濡れ場スタート。
「……僕、君のこと大切にするから。……君が……限り……」
の裏で不穏なこと呟いてますが、一旦聞かなかったことにしてまいりましょう。
「恥ずかしいだけ?」「くすぐったいだけ?」「他にも何か感じたでしょ?ねえ、言ってみてよ」
いや、お前も声ちっさ!!!!!
弟と同じく集中やむなしなウィスパーボイスですが、この声で余裕ありげな実況エロはめちゃめちゃ甘い。
設定上筆おろす人間はアリスしか考えられないので、もしやこのゲーム全員童貞なんじゃないかと思ってたんですよね。
服を器用に脱がせた時点で非童貞なのは分かったんですが、どういうことなんだろ。もしかして最初から非童貞として生まれたキャラクターってこと?えっなにそれ…さすがワンダーランド、夢があるな……。
さすがの非童貞なので事は大変スムーズに進みまして、指挿れて、押し開いて、
「ん、我慢、我慢。これが我慢出来ないと僕のが入らないよ」
「大丈夫だからね、心配しないで」
と労る声がめちゃめちゃ優しいし、そのまま大丈夫大丈夫って言いながらの挿入。
「ごめん……いっちゃう……僕……ダメ……」
で射精なんて純度100じゃないですか。
いやこれは全力ですよ、裏なんて微塵も見えない。
ただ腹黒は遂げてからが本番だから!射精後に見せる一瞬の真顔から始まって、徐々に本性現れてまいります!フルコースよ!!!
一方のアリスはみるみるテンション下がってもう上手く笑えないくらいの有様なんだけど、またその様子が余計にシャドウを煽った末の森アオカン。
「だって君は……僕を好きって言ったんだから……。僕と一緒にいたいって……言ったんだから……。裏切らないでよ……ねえ……」
「ふは……アリス……大好きだよ……アリス……。僕の方が……先に……好きになったんだ……」
こういう陰気で一方的な懇願、最高っス!
双子でBSSなんてありがてえ以外の言葉が出てこないっス!!!
股から引き抜いた指を舐めて
「……おいしい」
「ねえ、これでも僕、ここでやめないといけないの?」
ねえそんなのどこで覚えたん?って経験値高め風な導入なんだけど、
「ん……もったいぶってたけど……本当は君もしたかったんでしょう……?いつから?僕と……会った時から……?」
これが残念ながら不正解なんだよ
図星なら良い言葉責めなんだけど、アリスは本当にそんなこと思ってないんですよね。それならもはやウザいだけなのよ。
チェシャを当て馬にするのも全く功を奏してなくて、
(ヤキモチ焼きなのに、私のあんな顔を他の誰かに見られても構わないってこと?)
このシラフっぷりだよ。
いやーーーここらへんのすれ違い、見ててワクゾワしたなあ。
で、この次にもう薬盛って目隠し拘束に自室監禁が来ちゃうからね!!!何段か飛ばしたよね!!!
声色を真似てライトの振りをしたシャドウに犯されちゃうんですが、
(乱暴にしようとしても私が嫌がればそれをやめ、ライトのふりをしようとしてもなりきれないでいる。)
こんなの実質3Pやん
対面座位で挿入して、
「……どうしてその名前ばかり呼ぶんだよ!どうせ、どっちに抱かれてるかなんて、わかってないんでしょ!?」
「うるさい……!おまえになんて優しくするか……!おまえに……君に……なんて……!」
君なんて好きじゃない好きにならないって言い聞かせるように腰を振りまくるシャドウですが、もう最後の方はボロボロでさあ……。
「僕がライトじゃなかったから?だからシャドウだってわかったの?」
「……それだったら、それでいいよ。むしろ……その方がいい……」
大体の事情はわかった
ライトルートでもそうだったけど、分かってるのに分かるのを拒んでるんだよなあ。
なんで監禁してるのか本人も分かってないけど開放はしてくれないし、自傷行為でしかないのに気づいたアリスは怖気づいちゃうし、完全に膠着状態です。
この一見どうにもならなそうな停滞した2人も、住人の助けだったり、ツンヤン双子の決闘(ツンヤン双子の決闘!)を経て、ようやく心からの和姦に辿り着くんですが、これがさ~~~とびっきり可愛かったわけでして~~~~~。
アリスに押し倒されて声が出ちゃった
「ん……あ……アリス……」
これが歴代最高に可愛い
ちょっと聞いてるのが申し訳なくなるくらい幼な可愛かったし、年齢不詳さに感心してる間もなくゲロ甘連打です。
正常位でただひたすらに優しいし、
「……はあ……は……いくのかな……」
「大丈夫だよ……いって……平気……だから……」
「……いったの……?」
って絶頂確認三段階はもちろん、満たされてそうなイキ声も、感極まって号泣しちゃうのも、素晴らしいHAPPY WAKAN ENDだったよ。
ただ私は正直ULTRA HAPPY 3P ENDの方が見たい。シャドウの台詞はこのへんULTRA SHADOW。
「僕がいいって、僕の方がいいって言ってよ。僕が君を好きなように、君も僕を好きって言葉に出してよ」
「不意打ちじゃなきゃいいの?これからキスするよって言えば、許してくれる?」
「今度はわざとらしく邪魔しに来ないでね」
「僕がいないところで、他の男と話したでしょ」
「でもね、ずっと欲しかったんだよ……。君のこと、本当に欲しかったんだ」
「君に、何がしたいの?何を思ってるの?って聞くのが怖いんだよ」
「嫌がってる振りしても、本当は僕のことが好きだってわかってるよ」
「君は本当に照れ屋さんだね!ほらおいで、どうせ君は僕なしじゃ生きられないんだから」
「それから、えっと、えっと……。ありがとう……こんな僕を選んでくれて、本当にありがとう……」
「君、どうしたの?おかしくなっちゃったの?……僕のこと好きすぎて変になっちゃった?」
「……僕は君のことが好きだよ!大切だよ!君は僕をどう思ってるの?僕とどうしたいと思ってるの?教えて!」
「……どうせ僕のことを笑ってたんだろう?アリスに選ばれなかった可哀想なお兄ちゃんって。……っ」
「ねえねえ、楽しかった!?僕が嘘をついてるのを見ておかしかった!?どんな気分で僕を見てた!?」
「これじゃ僕が一方的に悪者じゃないか。そんなのずるいよ、僕だけ悪くしないでよ」
「意味なんてないよ。……ただの腹いせ」
もう一方の学園ルート、そしていよいよこっちが本番感出てきちゃったVSルートですが、ライトと並んだシャドウに
「ふふ、あのね、僕たちのどちらかを選ぶ権利をあげる」
なんて一部乙女の夢と希望を体現したかのような台詞にこっちのテンションはダダ上がりです。
ただ、登場人物は欠けてるし、ブツ切りで連続性ないし、パーツを組み合わせただけみたいな、明らかに変な世界なんですよね。
特に怖いのが、ここはシャドウの理想の世界なはずなのに、アリスとシャドウはまだ恋人同士じゃないし、何ならライトも無理やり連れてきちゃってるんですよ。
(三人が仲良くして、その中で私と遠夜君が恋仲になるということが、理想なんだろう。)
発想が歪んだ乙女ゲーマーのそれ
もう完全に私。100%で私です。
そりゃ3人でいたいよなあこんなの。絶対に自分が選ばれるんだけど、自分は選べないんですよね。己の欲望にここまで正直な乙女ゲーの攻略対象いるか???
選んだり選ばなかったりでハピエンバドエンそれぞれへ終着し、残るはVS。これはもうとにかくシャドウとライトの見分けがつかないと
「……アリスはね、僕たちの見分けがついてないんだよ」
「つまり……どっちだって構わないってことなんだ」
で直行する、ある意味大変分かりやすい不正解。
制服双子と教室3Pですが、
(今中にいるのは誰?)
(この形、太さ、熱さ、よく知ってる。)
(知ってるけど、それが彼のものとは限らない。)
ハイ、この境地最高(深謝)
シャドウにフェラ、ライトのバック、で
「……ほら……いけよ……」
「ほら……いっちゃいないよ……」
「はあ……あ……はあ……俺も……いきたい……おまえの中に……出したい……」
「あ……もっと……速く……こすって……。先……舐めながら……一緒に……」
なんて、いやこれ言っておくけど前も後ろもCV野次馬根性だからね???
シャドウがライトの声真似して実質3Pしてたことを考えると、ライトの2役も十分ありえますわね、てことはだ。
実質5Pなのでは?????
実質5Pの可能性を秘めている2人が前後同時発射で即交代、贅沢の極みよ。
特に素晴らしいのが
「はあ……ねえ、まだ出来るよね……?」
「ああ……俺は大丈夫だ……」
「じゃあ、交代。今度は僕が入れる番だよ。君は好きなようにしてよ」
で交代するとこ!!!
まだ出来るよね?をアリスには聞かないんだよね、双子間で完結してるんですよ最高すぎる。こんなの18禁乙女ゲーマー全員好きだろ。
VS含めこっちのルートは、心が壊れる・心を育てるなんて概念的なものを目に見える現象として描写するのが上手かったです。読んでてすごく面白かった。
教室に並んだ窓枠の影を鳥かごみたいって表現してからあのエンディングタイトル。ひよさん節冴え渡ってましたわ。