オルフレール4人目、長男・ルイス様まいります。
濡れ場で「さすが長男」と言いたい
以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。
ここまでの騎士団組はいつも3人でわちゃわちゃしてるんですが、ルイスは全然絡んで来なかったんですよねえ。この人普段何やってんだろうな、気になる。
とりあえず専属になることを選んでみたものの
「余計なことはせず、大人しくしていなさい」
全然歓迎されてない
やだこのザックとの差!!こういうの燃えちゃう!!!
ますます仕事に自信がないクレアは『メイドの心得~ご主人様へご奉仕~』という本を発見、まさに今皆さんの脳裏に浮かんだまんまな内容なんですが、あの名家の書庫にエロ本置くか…?百歩譲って置いてあったとしても真に受けて実践するか…?さすがにアホ展開すぎない…???
「この身体で……私に、奉仕するのでしょう?」にて背後から乳鷲掴みにされて、「励めるよう、お仕置きが必要ですか?」「……主人の命令に逆らう、悪い子だ」などのザ・ご主人様台詞連発に、
いやほんとクレアがアホで良かった!!!
と手のひらクルー。やっぱり主従最高だな!特にルイスみたいなひんやり眼鏡がすごくしっくりくるな!!!
ところがこれ結局、んなアホなことすんなと説教されてしまうんですよ…。
「メイドは主人に使える存在ですが――あの低俗な物語のように、決して、奴隷に成り下がってはならない」
こ、心得ましたッッ!!!
「……そろそろ、頃合いですね」に、え!この展開で処女喪失!?容赦ねえな!??とモニターに向かって乾杯してしまいすみませんでしたッッッ!!!
ただこっちはもう(返事を待たず、ルイス様は子どもを抱えるように私の両脇に手を入れて抱き上げる。軽々ひょいっと運ばれて、椅子へと降ろされた。)という描写に
あっ好き…ルイス様好き……
と即落ちさせて頂いてまして…。仕事ができて精神的にも経験的にも大人な男にこういう扱いされるの超好き……。
そんな常識眼鏡と少しずつ距離を縮めた頃に、ルイスは完璧を嫌い柔軟で新風を好む、対してアデルは変化を好まない完璧主義だってノアが教えてくれるんですよ。
ルイスは騎士団長の器に足りなかったわけではなく、器に収まらなかったんだなあ。そこすごく大事。
一見すると逆に見えるけど、ルイスは天才肌、アデルは秀才肌なタイプなんですねえ。
「正反対だからこそ……ぎりぎりのところで均衡を保っているような、そんな危うさもありますけどね」
おっノアも乙女ゲーマー気質あるな???
こちらも光属性次男の本領発揮がついに来やがるんじゃないかとすでに震えておりますよ。
ぎりぎりの均衡を保ちつつな社交界イベントも、
「ふん……もう少し、煽ってやるか」
「人が悪いなあ、兄さんは」
での兄弟が最高の悪人顔してて大変色っぽかったです。
ああああああ私もルイスアデル両脇に侍らせてえええええ。
さあ今こそ劣等感で殴り合いカモン!!!ルイス様のEDは5つ。
「私たちが描く未来」
めでたしめでたしEND。
「おとぎ話は、おとぎ話のまま――」
玄関立ちバックEND。
「夢見る人形~アデルの独白~」
VSアデル。アデルお前はほんとに~~~END。
「夢見る人形~ルイスの独白~」
VSアデル。いやだからルイスも大概~~~~~END。
「ひとつの終わりと、新たな始まり」
VSノア。スイーツEND。
まずベストへのルートですが、このお話すっごい好きです!めちゃめちゃキュンキュンした!
クレアのシンデレラストーリーを元にした小説が大流行し、彼女はロランというほぼルイスな主人公にガチ恋してしまうという展開なんですが、
推しのモデルがそこにいる
ってオタにとっては至極の恋愛じゃないですか?クソうらやましい。
ロランのことがどれだけ好きかを熱弁するクレアに、
「君、は。……今、自分が何を言ったか、自覚すべきではないでしょうか」
と赤面するルイス様。
以降の意識しまくる2人の様子が可愛すぎてもうダメ。これは一刻も早くやることやってほしい。
後はきっかけだけあれば…!なタイミングでルイス様にお酒を持って行くことになるんですが、その先にいたのは
わ・ふ・く!!!
和服+酒+間接照明って嘘だろエロすぎ…………
ソファに引っ張られて後ろ抱きにされて
「いいから」
髪にキスして
「絵空事と現実を混同しているのは、私の方だな……」
騎乗位スタイルでわざわざ持ち出してくるのが
「これも『究極のご奉仕』の一環ですか?」
ってもうやめてえええルイス様エロいいいいいいいいいと走り出しそうになったところで
「……『君に出会えたことで、私の人生は薔薇色へと変化したよ。マリア』」
とロランの台詞にてとどめ。
なにこのファンサ………
こんなことされて落ちないオタクおらんやろ………
ここで、私が好きなのはロランではなくルイスなんだとなかなか言えないクレアに助け船を出すような
「……好きだよ」
「ルイス、さま……私も、あなたが……」「好き、です――」
「うん」
は~~~~~~~~~~
いやもうルイス様はほんと素敵。
途中割と端折られながらのバックですが、口数少なめに労ってくれて、穏やかな処女喪失でしたわ~~~。
吐息がとてもエロ優しいです。特に息を吐いてひと波越えるとこ大好き。
2発目は社長室なんですが、唐突に
「……聞こえませんでしたか?スカートを、自分の手で捲くって。下着が見えるまで、上げなさい」
が始まるので、えっもうその感じ?てかこのラブラブな関係でそっち???と混乱したんですが、
「ただし、主人としての命令ではなく――恋人としての、命令です」
って一緒や!!!どっちやねん!お前の性癖どこやねん!!!とますます混乱するという、疑似プレイ。
ただこちらも、クレアの身分差を不安に思う気持ちに先回りして、
「――いいか、自惚れろ。自覚しろ」
「君はこの私……ルイス・リードに愛されていることを、忘れるな」
と言ってくれるルイス様がいい男すぎてまいりました。
ルイスの濡れ場は甘くて温かくて優しくて穏やかで余裕があって良かったですねえ。まさにさすが長男です。
彼にはあんまり「ぬるぬる」とかそういう単語を発してほしくないんですけど、基本敬語でたまにタメ語になる瞬間がたまらん。
特にプロポーズ後、シーツ替えてくれてベッドに運ばれたことに恐縮した時の
「……ばか」
に死にました。
一方、私とノアが敏感に察知したVSアデルルートの方なんですが…。これほんと期待以上のものがやってきてくれて最高だったわ。
いつの間にかいい感じの共有関係が出来上がってまして、一瞬戸惑うものの、
「大丈夫だよ、クレア。これは罰なんかじゃなくて、頑張ってくれたご褒美」
あ、そうですか…?じゃあ遠慮なく……
と速攻で許容。
「一緒が、いいんだろう」
「いいね。最高だよ」
なんて兄弟仲良く言い合ってる大変美味しい展開なんですけど、ただこれ見てると、アデルの方が頭いっちゃっててルイスはまだ正気が残ってそうなんですよね。
ただプレイ自体はクッソエロいです。
特に2回目のさあ
「何回か腰振られたら抜かれて交代」をエンドレス
「どう……?慣れたつもりでも、こうすると、どっちが入ってるか分からなくなるだろう?」
よく考えると若干めんどくさそうではありますが、これはエロいよ。3Pの背徳感と2竿のメリットを最大限活かしてて素晴らしい。
このままそれぞれにEDが分岐して、どうしてこうなってしまったのか、今何を考えているのかを、壊れてしまったクレアへの独白という形で明らかにしてくれるんですが…。
なんだこのお互いの思惑と矢印が絶妙なバランスで成り立って産まれた地獄は……。
「ルイスがアデルに家長と騎士団長の立場を譲った」という事実だけに絞ってみても、2人の感情はすごく複雑で重いです。
相手が持っているものと自分が持っていないものに尊敬したり嫉妬したりの正負ないまぜな矢印が、「クレアだけは渡したくない」という1点でのみ一致してるんですよね。
少しずつ溜まっていった澱による愛憎がついに彼女で結実してしまった感じ、ナイス終点。
そういう気持ちも実はあったんだ…?みたいな意外な感情もここで初めて知れるので、こちらに残される感情もでかくて、いやあこれは後引いちゃうなあ。
特にアデルの独白→ルイスの独白の順番で聞くのがおすすめ。
エモエロ眼鏡、ルイス様の台詞はこのへんさすが長男。
「……嫌、ですか?それとも、やめて?」
「……心配で……私の心臓が、保たない」
「……優等生の、答えですね。満点を差し上げましょう」
「君は私の予想を遥かに超え、ずっと逞しくて図太いようだ」
「……では、質問を変えます。私と共闘する気は、ありますか」
「まだ、撒き餌にもなっていませんよ。釣り上げるのはこれからです」
「私と君は、今夜ここで道化となる」
「せいぜい派手に目立って、敵の尻尾を出させてやろう。――クレア」
「……その……ですね。そんな風に、じっと、見ないでください」
「意志のない、容れ物に。古き重きものを、詰め込むように」
「本当に……君は――私より自由で、滅茶苦茶だな」
「こうして私を跪かせることができるのは、世界中どこを探しても君ひとりだけだ」
「……君は、私の恋人でしょう」
「――恥を知れ。豚どもが」
「馬鹿だな……絶対に離さないと、約束しただろう?」
「クレア。……この恋は、夢じゃない。現実です」
「答えなさい。君は、私の何だ?」
「嘘つき」
「……ああ。可愛くて、いやらしくて……鳥肌が立つほど、興奮した」
「…………いや、こういうことを、言いたいんじゃない」
「殺されても、犯されても、構わないと?」
「憎しみの心に傾く私を、どうか君への愛に縛らせてくれ」
「君の愛で、私を――縛ってくれ」
「ふ……やれるものなら、やってみろ。クレアは絶対に渡さない」
ルイスのEDはどれも全部良かったなーーーーー。
この作品のメインルートなんだろうな、特にベストは丸ごと綺麗に解決して良い結末でしたねえ。
感想には書きませんでしたが、ノアルートから派生する方も、リード家兄弟の絆が微笑ましくて特にノアがすごく男前な素敵なお話でした。
ルイスに関しては、クレアがもう心酔しちゃってるんですよね。恋愛云々より「なんて凄い方なんだろう」って感情の方が強め。
いや分かるよ、この人めちゃめちゃ格好いいわ。
さてこんなところで何ですが、今年の更新はこれが最後になりそうなのでご挨拶を。
うちはよく長期休止してしまうとても不甲斐ないブログなんですが、再開を喜んで下さった方、初めて訪れてくれた方、Twitterでも繋がってくれた方、ランキングに一票いれてくれた方、本当に有難うございました!
来年は新作発売を楽しみにしつつ、エロも萌えも貪欲に楽しんでいきたいと思います。
皆様もどうぞ良いお年をお迎え下さいーーー!