紅花4発目、政務補佐官・ノールまいります。
正直楽しみでしかない
以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。
このカップルといえばこれですねえ。
「殴ってもいい?」
「文鎮いりますか?」
………いや、これではないな。
IQ高めカップルの理知的な応酬、
と見せかけてただのデレあい
ノールはいつ何時見てもノール、キャラの完成度が高すぎて速攻で白旗。
初夜も一切の歪みなくノールがノールです。
「――さてと。これを貸しますから、さっさと純潔を散らしてください」
(部屋に入って早々、ノールは机上にあった文鎮を寝台の上に投げた。)
は……?????えーっとどういう?
私は文鎮と聞いて、習字セットに入ってるこういうタイプ
を真っ先に思い浮かべてしまったんですけども、
こっちの文鎮である可能性から目を背けてはいけないと思うんですよ。
ただこっちはさすがの彼も無茶言い過ぎやろ、でもあっちの太さで純潔を散らせますかね?まさかついに本物の鬼畜が登場しやがったか…?と一瞬慄いたんですけど、そりゃ乙女でこの形状は無いわ、ご丁寧にも「ええ。太さも長さも丁度いいでしょう。角張ってもいないから、膣が傷つくこともない」っていう大ヒントを頂戴しまして。
丸みを帯びた4.5倍くらいの太さ…?と楽天の書道用具カテゴリ見てたら30分経ってました。
今日世界で一番無駄な時間を過ごしたのは間違いなく私ですね。
そんな私を横目に
「お望みなら、私が入れて差し上げましょうか」
と言いやがる(お願いします)ノールとの初夜は粛々と進行。
ローテンションで急かすばかりなので、これはマジで文房具相手に処女喪失か~?と思ってたんですけど、おやおや?
「――賭を、しませんか」
で、契約成立。その計算高さほんと好き。
でもまさか中盤でここまで可愛いとは思わなかったんだよなあ。
「ええ。ですから女の裸体に現を抜かしている暇はありません」と言いながら着替えを凝視するノールにも、すぐ「シャル殿は元気にしていますかね」って言い出すノールにも、隙あらば文鎮突っ込もうとするノールにも、つい頬が緩んでしまいまして。
「巻いてあげましょうか」
「結構よ」
「……巻いてあげましょうか」
に至っては、
お前可愛すぎるだろおおおおおおおおおお
と我慢しきれず咆哮。何なのこの人。拾えるデレが多すぎるんですけど。
そんな緩みまくった私は難なく、壁ドンしての
「貴方のことなんてどうでもいい。興味もない」
という、台詞と行動が裏腹すぎる姿と、全く隠さない所有欲をド直球にぶつけられてクソ萌え。
ただここからがまた神展開…!
目ざといスレンに気づかれて、
「……ただ、すげー腹が立ってるだけだ」
と首キスアゲイン。
それ以上に目ざといノールに気づかれて、
「奥が見えるように、手で広げて見せてください」
と本気の処女確認。
既に死にそうな私へのとどめはエスタが教えてくれるコレ。
「ええ。角度の違う赤い疵が、重なるようにして二つ」
なんという珠玉のVS……
師弟VSはスレンに分がありすぎたので煽られ不足でしたが、こっちの双璧VSは最高でした。もう永遠に牽制し合っててほしい。
ああ~~~独占したがる金髪インテリってたまらんな!!!と悶えているところで登場する謎の仮面の男。
あのさあwwwwwwww
「随分と機嫌が良さそうですね」じゃねえよwwwww
ところが、
「ああ……なるほど」
「……まるで若造のようだ」
っていうこれまたノールすぎる感じで己の恋心に気づいた彼は分かりやすい可愛さを封印。
完全に狩りモードへ移行しやがるのですよ
以降はとにかく放たれる色気が凄まじい。
(すっと細められる湖色の瞳。潜められた声音は、鼓膜で留まるような色気を生んだ。)
もうずっとこういう感じ。これは死ぬしかしない。
ここから、私もナァラと一緒にコロッコロ転がされまくりです。
とにかく2発目。
香油でマッサージを経て、時間が無いとか言いつつもしこたま舐められて
「ああ、そういえば支度の途中でしたね。貴方もやめて欲しいみたいですし、ここまでにしておきましょうか」
ハイ来た寸止め☆
お前は絶対それやると思ったよ!私は知ってたよ!!!!!今までどんだけそういうの経験してると思ってんだ!!!そう簡単に焦らされねえぞ!!!!
「物欲しそうな顔ですね。ああ、もしかして、これが欲しい……?」
ど、どうせ文鎮やろ!!!!????ってえっ?
あれ…脱いでくれた……(動揺)
入り口ギリギリのところで腰を振りつつ、
「……こんなに濡らしていては、弾みで入ってしまうかもしれませんね」
(このままでは入ってしまう、期待と興奮が高まった時、すっとノールの腰が引かれる。)
いや~~~~エロいね。
でこれ結局ナァラが挿れてと言えずに、時間がないので素股で発射となるんですけど、
ノールが全然喘がねえ
イク時も「っ」これだけ。
やばい、18禁で喘がない男大っ嫌いだけど、喘がないノールはノール度高くてやばい。
しかも、
(膣口付近にまで垂れた分は、最初入り口付近で泡立てられ、仕舞には中に押し込まれた。)
「乙女でありながら私の子を孕めば、貴方はどんな顔をするのでしょう……」
てノールすぎるでしょ…。もうほんと100%ノールでしょこれ…。
ノールが100%にノールなEDは5つ。
「賭けの果て」
デレデレEND。
「紅く染まる空」
ナァラが強いEND。
「愛玩奴隷」
肉体的に完堕ちEND。
「ノール」
ノールだけ(薬)END。
「愛玩奴隷~優しい世界~」
精神的に完堕ちEND。
「ノール~優しい世界~」
ノールだけ(果物)END。
ノール√は、特にBADの分岐が非常に良く出来ていまして。
堕ちるENDと堕とされるEND。どっちにしろノールの手の内には堕ちちゃうんですけど、微妙にその手口とナァラの心情に差があるんですよね。
ひとまずBEST、ナァラが挿れて欲しいと願える方のルートです。
散々焦らし続けた挙げ句、両腕縛ってのパイズリからなんですが、
(一回だけ、先端が唇に迫った。寸前で引き返されて、なぜか無性に物足りなさを覚える。)
とここでもここぞの焦らしプレイ。
「これを、舐めてもいいのですよ」に(……舐めてみたい。)とナァラはついに思ってしまうんですよねえ。
このタイミングで
「……私の心が、欲しくなった?」
と言ってきやがるノールの完成度よ。
「それでも、いいの……貴女が欲しい」
とナァラが認めた途端に速攻で挿れてくるので、お前もどうせいっぱいいっぱいだろ?さぁ遠慮せず腰を振りなさい、とようやく焦らしプレイから解放されて超余裕ぶっこいてたんですけど、微動だにしないノール様。
「えっと……あの、そのままで辛くない?」
「……貴女のいやらしい反応を待っているのですよ」
この人、焦らしプレイのプロですね
なにその最後まで気を抜かない仕事の流儀は。
ただこっちのナァラはノールの出す問題に正解し続けるんで、よく出来た弟子に甘い彼は最終的にデレッデレになっちゃうんですよね。
もちろんノールらしさは残ってるですけど、それにしてもデレてたなあ。
あの過去ありきで、約束をちゃんと守ってくれたりひたむきな努力に弱かったりするところもノールの深みですね。
ナァラもそんな彼をちゃんと理解出来るようになってるのがカプ萌えポイント。2人ともすごい可愛かったです。ニヤニヤしたわあ。
一方のBADは、ナァラが願うのを待たずに前戯なし挿入。
血を舐めて
「この味を知っているのは、後にも先にも、私だけだ……」
も120%でノール。
「せっかく注いだ精がこぼれてしまったら、もったいないでしょう?だから、栓をしておかなければ……」
と、ついさっき処女を失ったばっかりなのに張り型つっこまれて
「これをトーヤ様のいる執務室まで、届けてください」
待ってましたああああああああああ
異物挿入とくればもちろんこれだよ!!!!!もうほんとこれ超好き。特に出会う相手が場馴れしてないタイプであればあるほど好き。ここはスレンじゃなくてトーヤで大正解です。
頬を赤らめて言う「俺の部屋で……休むか?」が、あああああああ好き。
これだけは聞いておかないと心のフルコンプが終わらない「この……淫乱が」もバッチリ聞けたし、ラストでの「繰り返して。貴方に話しかけるのも、見えるのも『ノール』だけ……」という呪いの言葉にも最高にゾッとしました。
ノールはどのルートでも一貫して「ナァラが自主的に選択する」ことに拘っていて、かなり前半から色んなタイミングで誘導しまくってるんですけど、この拘りにこそノールの頑なさとか優しさとか危うさとか色んなものが詰め込まれてる気がします。
一貫しすぎてまあまあ分かりやすい、ってのもノールの魅力。
それがより如実なBADの方が彼らしくて好きなんですけど、特に「愛玩奴隷~優しい世界~」がすっっっっっごい好きです。これはなかなかお目にかかれないレベルの高さ。
要は罠だけ張って待つタイプの狩りなんですけど、その張り方がエグかった。
「――では私以外に笑いかけないでください。話しかけるのも、その目に映すのも、私だけに」
とこっちでもしっかり呪った上で、
「貴女が望むのなら、私はもう貴女を見ない。貴女は私の愛から解放されて、楽になれる」
って一旦獲物を逃すんですよね。
ただノールの呪詛は良く効くんだよなあ…。
何もかもがおかしいのに、悪いことから守られて嬉しいって思っちゃうんですよねえ。
「……お前は、それでいいのか。こいつはお前の心を壊そうとしてるんだぞ」
とスレンが手を差し伸べてくれるものの、
「私……ここにいたほうが、いいわよね……」
にて完堕ち。
薬も使わず体も触らずなノール様、お見事です。
最後に改めてノールがなかなか喘いでくれない件、すごくノールらしいのでそれは全然構わないんですが、ようやく聞かせて頂いた「はあ、はっ、はあ……なにが、だめ?」に
ノール様の喘ぎ声はご褒美だな…
と、ものすごく自然に拝んでいたことに気づいて呆然。いやマジでノールが喘ぐたびに毎度拝んでました。
なにこの完全に思う壺。
とんでもねえとこに罠張りやがったな、ほんと心からお見事です。
ノールが200%にノールな台詞はこのへんがお見事。
「貴方、処女でしょう?」
「……憶えておいてください。貴方に興味などありませんが、私は自分のものを取られるのが大嫌いなんです」
「……入れてあげましょうか?」
「……貴方など、殺してしまえば良かった。そうすれば、こんなにも心を乱されることはなかった」
「……信じるから、騙される」
「……腹が立ったので文鎮を二本ほど突っ込んでいいですか」
「いっそのこと、貴女が目も当てられないほどの醜女であれば良かった。そうすれば、貴女を愛でて、貴女に欲情するのは私だけだったのに……」
「……そんな目で見ないでください。貴女の涙を見ると、たまらなくなる……」
「……教えて、言わせるのでは意味がない。そんな風に我慢する自分を、生まれて初めて知りました」
「……認めていない者を抱くほど、暇ではありません。いい加減分かりなさい」
「ああ、間違えました。……素直で可愛い」
「ふふ。……こっちに来て」
「痛そうですね……。でも私は、とても気持ちいいですよ……」
「ええ……初めてにも関わらず、淫らに男をくわえこんで、喘いだ罪を許しましょう……」
「愛しているから」
「私の可愛い姫。こんな私に愛される貴女が、哀れでならない」
「どうもしませんよ。仮に私が何かを思ったとしても、貴女には関係ないでしょう」
後日談も素晴らしかったーーー。
まさかの逆ハーとノールのデレっぷりに胸が高鳴りまくった1も最高に面白かったんですけど、2の方さ。
(結婚してから数年、夫の様々な変態行為を見てきた。)
から始まる乙女ゲーのストーリーって他にありえます???
ノールあげてくださってありがとうございます!
どこまでもノールですし、離れませんよね文鎮。。
ノール様にありがたく転がされていました。
拝読しながら思い出させていただきました。
こちらこそコメント&また来て頂いて有難うございます!嬉しいです♪
ノールは本当に全然ブレなかったですね…どこで出会ってもノールなので毎度笑ってしまいますw